Experiment


課題2:インタラクティブCGプログラミング

課題2では、これまでに学習したインタラクションの機能を使用して、課題1で制作した各自の作品をインタラクティブなCGのプログラムに拡張します。

ここでの追加機能としては、立体視、ヘッドトラッキング、ウオークスルーの機能があげられます。また、インタラクティブな3次元CGの効果を考慮し、作品の内容についても随時修正、拡張を行って下さい。


(1) 課題説明

課題1で制作した3次元CGモデルの表示プログラムに、立体視機能、ヘッドトラッキング機能、ウオークスルー機能の各機能を追加して、インタラクティブなCGプログラムに拡張します。
・ 立体視の機能としては、左右の視点映像を横に並べた映像の生成を行ってください。
・視点位置のトラッキングに関しては、fob_dummy 等を用いて、共有メモリを介したデータの受け渡しができることを確認して下さい。
・ウオークスルー機能に関しては、キーボードからの入力によって仮想空間に対するディスプレイ座標系が移動できることを確認して下さい


 
(2) 制作の考え方

課題2は、課題1で制作した静的なCG映像に対し、インタラクション機能を追加することですが、実際のVR装置の使用は次の課題3となります。そのため、ここでは仮想体験までは行わず、立体視のための2画面表示、トラッキングのための視点位置計測、視点変更による映像の変化等のVRのための基本機能の確認を行うことを目的とします。
また 、制作したモデルをいろいろな視点から眺めるとどのように見えるか等のインタラクションの効果が分かると思いますので、実際の仮想空間での体験を想定して、制作を行うコンテンツの修正および拡張等を行って下さい。


(3) レポート内容

レポートは課題1と同様に、A4サイズに以下の1)〜4)の内容を記述して下さい。レポートはWordファイル、あるいはPDFファイルで提出して下さい。

1) 実験テーマ名、課題名
2) 氏名、学籍番号、メールアドレス、提出年月日を記述
3) 3点以上の視点位置と対応する映像
作成したプログラムを用い、3点以上の視点位置に対して、そのときの視点位置を記述し、描画された映像をキャプチャしてjpg 等のフォーマットに変換し、レポートに貼り付けてください。
4) 作品についての説明
各機能を確認できたかどうかの結果、ウオークスルーのキー操作の説明、作成にあたっての感想等を記述

また、以下のファイルを提出して下さい。
5) ソースコード、データファイル、Makefile等、画像の描画を再現するために必要なファイル一式を圧縮
(注)"ex2-学籍番号" の名前のディレクトリを作り、この下に必要なファイルをコピーし、以下のコマンドで圧縮する
% tar cvfz ex2-学籍番号.tar.gz ex2-学籍番号


(4) 提出方法

提出先: 上記の内容のレポートおよびソースコード一式をWebCTから電子的に提出してください。

(注意)圧縮ミス、送信ミス等で受け取れないと、提出とみなされないことがありますので、よく注意して下さい。