錯覚する脳 「おいしい」も「痛い」も幻想だった

前野隆司,筑摩書房,2007525日第1刷発行
ISBN
9784480842756JANコード:9784480842756,定価:1800円(税別),240ページ

 表紙写真 西村陽一郎 雪野3

目次

プロローグ
第1章 意識はイリュージョンである
(1)
 意識とは何か

心とは何か,意識は幻想か錯覚か,機能的意識と幻想的意識
(2) 心の哲学とゾンビ

意識にまともに取りくもう,トートロジー?,二元論対一元論,ゾンビとは何か,ゾンビは想像できない,進化とは何か?,消去主義
(3) 意識の機能は受動的
受動的な意識
第2章 五感というイリュージョン
(1)
 感覚とは何か

五感がなかったら?,映画「マトリックス」の世界,リアリティーとは何か
(2) 触覚―「痛み」は何のためにあるのか

マズローの欲求の階層説,痛みのクオリア,ふたたびゾンビ,もし,クオリアを作るのが簡単だったとしたら?,クオリアとイリュージョンを脳が作り出す場合,痛みは死んだ皮膚で感じる,結び付け問題の解き方,痛みは脳の大発明,昆虫は痛いと感じない,サブリミナルな触覚,触り心地のクオリア
(3) 味覚・嗅覚―世の中に存在しない「甘み」をなぜ感じるのか
最も原始的な感覚,甘さは世の中には存在しない,おいしく食べる方法,味の記憶

(4) 聴覚―相手の話し声が口元から聞こえる不思議
空気の振動の検出器,サブリミナルな聴覚,なぜドミソは心地よいのか?

(5) 視覚―色も明るさも存在しないのに、見えている
身体が最も延長される感覚,なぜリンゴは赤いのか,視覚のブラインドサイド,サブリミナル効果,美しさとは何か,五感はどれも世の中に存在しない

(6) 再び二元論VS一元論
心身二元論,心的一元論
第3章  主観体験というイリュージョン
(1)
 感覚遮断タンク
内的感覚も幻想か,A君の場合〜C君の場合,私の場合,聴覚,幻聴?,まぶた,画像を鮮明に思い出せる人たち,瞑想の境地,「起きる」と「寝る」の境界,感覚の鋭敏化

(2) すべてはイリュージョンなのか
何までがイリュージョンなのか,意識の時間の流れ方,私たちはゾンビである

(3) 思想家釈迦と空
瞑想の境地と悟りの境地の違い,凡人と釈迦の違い,なぜ釈迦は悟れたのか?

(4) 生命というイリュージョン

悟りの境地は簡単に理解できる,儲けもの!?(肯定的な意味での)ニヒリズム,幸福というイリュージョン,幸せになろうと思ってもなれない死というイリュージョンのとらえ方,生というイリュージョンの過ごし方

エピローグ

 

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