慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科

経済のしくみを、
設計しなおす。

人口、資源、環境、格差など、現代の社会課題の多くは、経済システムそのものの構造に根ざしています。私たちは、システムデザイン・マネジメントの方法論で「資本主義の再定義・再構築」に挑む研究室です。

ビジョン

経済社会システムの
アーキテクチャーを見直して、
持続可能な社会を創る。

そのためのシステムデザインと
マネジメントを考える。

現代の私たちの人間社会は、経済社会の発展から大きな恩恵を受けて生活しています。一方でその発展と裏表の関係として、人口増加、資源戦争、環境、経済格差、貧困、災害・安全、教育など、多くの社会問題・課題にも直面しています。

これらの社会課題の多くは、現在の資本主義経済における経済成長重視の負の側面として指摘されるものも少なくありません。人類が構築してきた豊かな社会を維持し、持続可能な世界を実現するために、経済社会全体の仕組みをシステム自体から見直し、再度仕組みを創り直す、資本主義の再定義・再構築の動きが国内外で進められています。

本ラボではこの理念に共感して、ともに経済システムの仕組みの見直しと、その社会実装を目指していくメンバーを募集しています。

青空の下に建つ慶應義塾大学日吉キャンパスの建物
慶應義塾大学 日吉キャンパス

活動のかたち

定例活動は週1回、昼の時間帯(12:00〜13:00ごろ)に行っています。対面のゼミにSlackでの週次進捗共有を組み合わせ、社会人学生も参加しやすい運営です。

01

研究導入セミナー

研究の立ち上げ期に、テーマ設定・研究手法の基礎を体系的に学ぶセッション。

02

外部講師招聘セミナー

監査法人パートナー、経営学者、実務家など各界の専門家を招いた講演と意見交換。

03

基本書講読・
ミニセッション

基本文献の講読と、学生・ゲストによる小規模セッションで議論を深めます。

04

ラボ生の研究発表

メンバーが研究進捗を発表し、多様な専門分野の視点からフィードバックを得ます。

05

学外連携セミナー

アライアンス・フォーラム財団 WHGC「Game Changer セミナー」等、学外プログラムとも連動。

06

合宿・課外活動

ラボ合宿や CFA リサーチ・チャレンジへの参加など、教室の外でも学びを広げています。

※ 2023年度以降の実績に基づく代表的な活動形式です。開講曜日・時限は学期により変わります。

イベント履歴

最近の開催イベント(抜粋)

外部講師セミナー

「近年の地方創生施策の動向 〜デジタル田園都市国家構想とは〜」石田 一眞 氏

外部講師セミナー

「上場会社の社外取締役を取り巻く環境」中野 竹司 氏

外部講師セミナー

「パーパス経営の実践」名和 高司 氏

外部講師セミナー

「半導体産業に関する最新動向」西村 淳 氏

外部講師セミナー

「M-GTAを用いた質的研究の基本と実践」隅谷 理子 氏

ラボ活動

猪熊ラボ合宿を開催しました

2023–24 学外挑戦

CFA リサーチ・チャレンジ国内大会 2023–2024 に参加

研究テーマ

経済・ビジネスとシステムデザインを掛け合わせた多彩なテーマ

16期 Cohort 16
  • Library of things(モノの図書館)社会導入要件の体系化に関する研究
  • 共創活動を通じた組織エンゲージメント向上手法の提案
  • 日本のCHROに関する研究:属性分析と実務者インタビューを通じた戦略的人材経営の新たな提言
  • 日本企業におけるIT部門のDX提案力向上に関する研究
17期 Cohort 17
  • 日本の育児休業の実効性を向上する方法論:男性の取得率に焦点を当てて
  • なぜ65歳で定年退職なのか:定年退職制度を廃止する場合の成立条件は何か
  • 接客業における人とデジタルの融合と相乗効果について
  • 広告・システムインテグレーション業界に向けたオリエン・依頼書の作成手法の提案
  • VUCA時代に適応するための才能開発手法の設計と検証および、新たな才能の活用尺度の開発
  • 公益資本主義の研究
18期 Cohort 18
研究テーマは
近日公開予定です。

よくある質問

入室を検討している方へ

Q.01ラボに入るためにはどうすればいいですか?

まずは猪熊先生に連絡を取り、自己紹介とともに研究興味や目的をお伝えください。教授やラボの先輩学生との面談・ラボ見学を通じて研究内容や雰囲気を確認し、相談のうえ双方が合意すれば参加が決まります。入学前や在学中の学生であれば、研究室配属の手続きに従って正式に参加できます。

Q.02研究テーマは自由に選べますか?

はい、基本的に自由に選べます。ただし、ラボの専門分野や研究方向と関連性があることが望ましいです。先生や先輩と相談しながら適切なテーマを見つけられます。研究のための研究ではなく、自分のキャリアや将来に資する、未来にとって有益なテーマを選んでほしいと考えています。

Q.03どのような研究手法を使用していますか?

システムデザイン・マネジメントやシステムズエンジニアリングの理論をベースに、モデリング、シミュレーション、デザイン思考、ケーススタディなど、多様な研究手法を使用しています。

Q.04ラボではどのようなスキルや知識が身につきますか?

経済・ビジネス分野において、様々な専門分野から集まる学生たちと広い知見をもとに議論を深めることができ、多角的な視点から問題解決を図る力を養えます。視野を広げ、新たなアイデアやソリューションを生み出すためのヒントになると考えています。

Q.05ラボにはどのような設備がありますか?

猪熊ラボ独自の物理的な設備はありませんが、システムデザイン・マネジメント研究科が提供する設備(プリンター、ネットワーク環境など)を利用できます。メンバー同士のコミュニケーションにはSlackを活用しています。

Q.06学外の研究者や企業との連携はありますか?

はい、学外の研究者や企業と積極的に連携しています。その一環として外部の専門家をゲストに迎え、講演や意見交換のセッションを定期的に開催。最新の研究動向や実務での課題解決策を学び、異なる分野・業界の視点を取り入れています。

Q.07学生はどのような進路に進みますか?

2023年に新しく立ち上がったラボのため、まだ実際の卒業生はいませんが、将来的には企業や公的機関での就職、博士課程への進学、独立系研究機関での研究員など、様々な進路が想定されます。

Q.08ラボ活動やイベントに参加することはできますか?

はい、ラボでは定期的にセミナーやワークショップなどの活動が開催され、学生たちは積極的に参加しています。これらのイベントは学生同士の交流や新たな知識・スキルの習得に役立ちます。

Q.09研究室の雰囲気はどのようですか?

オープンで活気に満ちており、互いに助け合いながら研究を進めています。先生や先輩との距離も近く、質問や相談がしやすい環境です。異なるバックグラウンドを持つメンバーが多様な視点を持ち寄り、刺激的な議論が行われています。

教員メッセージ

研究室主宰教員より

猪熊浩子先生のポートレート

猪熊 浩子

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科

Hiroko Inokuma

SDMで新しい未来を、
一緒につくりませんか?

私たちのラボでは、システムデザイン・マネジメントと経済・ビジネスの分野を組み合わせた研究を進めています。持続可能な未来を創造するためには、経済と社会の複雑なシステムを理解し、革新的なアプローチで問題解決を行うことが不可欠です。

私は学生たちに、幅広い知識と技術を身につけ、真の意味でグローバルな視点を持つことができるように指導しています。このラボで得た経験は、皆さんが社会で活躍するための強固な基盤となるでしょう。

ぜひ私たちのラボで、新しい発見と刺激的な学びの経験を共有しましょう。一緒に未来を築く仲間として、皆さんの参加を心からお待ちしています。

CONTACT

お問合せContact us.

ラボへの参加希望・見学・ご質問は、メールにてお気軽にご連絡ください。自己紹介とともに、研究興味や目的をお知らせいただけるとスムーズです。

h.inokuma@sdm.keio.ac.jp