超高解像度ディスプレイ CDF 


 
CDF


CDF (Concurrent Design Facility) は、4K立体視映像を中心としたマルチディスプレイ環境で、通常の授業から、遠隔講義や遠隔会議、システムデザインのための設計、シミュレーション、ビジュアリゼーション等の幅広い研究用途に利用することができる。
4Kとは水平4,096×垂直2,160画素の高解像度映像で、特にCDFでは4Kプロジェクタ2台をスタックで使用することで、高解像度かつ高没入感の映像を実現している。
また4Kディスプレイは4K解像度の映像としてだけではなく、フルハイビジョン4画面のマルチディスプレイとしても使用することができ、両サイドに設置された108インチ液晶モニタと合せて、最大6画面のマルチディスプレイ環境としても利用することができる。

 

システム構成

    CDFのシステム構成は以下の通りである。

    ・4Kプロジェクタ: SONY SRX-S110 (10,000ANSIルーメン, 4096×2160)×2台
    ・スクリーン: リア投影用ハードスクリーン ニップラ ブルーオーシャン
    ・立体視方法: 直線偏光立体視

    ・モニタ: シャープ108インチ液晶モニタ ×2台
    ・4K映像用計算機: 
    Dell Precision T7400 (Quad Core Xeon 3.2GHz×2+NVIDIA Quadro Plex 1000 Model IV)×2台
    ・開発用計算機: Dell Precision T7400 (Quad Core Xeon 3.2GHz×2)×4台
    ・入力デバイス: ゲームコントローラ


    system of CDF

使用例
     CDFはコンピュータグラフィックスによる各種シミュレーションデータの高解像度立体視による可視化の他、高解像度立体視
     ビデオ映像の提示等に利用することができる。
     また、マルチスクリーン環境を利用した設計やディスカッション環境としての利用にも有効である。

    CDF application1 CDF application2
       4K立体視による分子データの可視化         4K立体視ビデオ映像の上映

    CDF application1
     マルチスクリーンを用いたプレゼンテーション


参考文献
    ・Tetsuro Ogi, Hiroaki Daigo, So Sato, Yoshisuke Tateyama, Yasuaki Nishida: Super High Definition Stereo Image using 4K Projection System, ICAT 2008, pp.365-366, Yokohama, 2008.12