01    授業科目 リスクマネジメント論
   科目区分 専門科目
   講義等内容 社会、組織、職場、人に支えられて運用されている技術システムにおけるリスクをコントロールし、マネジメントをするための基本的方法論および企業のリスクマネジメント全般について講義する。その後、設備災害、労働災害、組織事故、倫理コンプライアンス問題などの実例を示しながら、危機管理、安全管理、品質管理の実効性を高めるための実践的手法についてグループ討議を進めながら問題解決のためのアプローチを体験する。また、基本的リスクマネジメント技術として、根本原因追求法、エラーマネジメント、内部統制、リスクアセスメントの代表的な手法を学習する。
02    授業科目 ヒューマンファクター論
   科目区分 専門科目
   講義等内容 システムの開発から運用に係わるヒューマンファクターの基本について講義する。具体的には、ヒューマン・マシン・インターラクション、生体特性、認知特性、事故分析、グループダイナミクス、組織論、倫理コンプライアンスに係わる背景、問題認識、方法論などについて事例やビジュアル教材を活用しながら講義を行う。また、講義に加え、いくつかのテーマに絞り込んで、参加型の討議形式により、具体的問題に対する理解と実践力を高める。また、討議結果については、レポートの提出を要求する。
03    授業科目 創造的意思決定論
   科目区分 専門科目
   講義等内容 創造・創発的思考法について具体的な演習を交えて講義した後、階層的意思決定法(AHP)や合理的意志決定法(K・T法)について具体的事例を示しながら解説し、演習を行う。また、今後ますますグローバル化する組織や社会においては、様々な状況に応じて柔軟な意思決定や創造的な問題解決が求められるため、過去の歴史的局面を切り出し、仮想的な意思決定者としてふるまい、その経緯や考慮事項などについて発表および討議を行う。また、いくつかの創発的な提案を体験してもらう。
04    授業科目 ヒューマン・リレーションズ論
   科目区分 専門科目
   講義等内容 協働・協調により生産性・信頼性を向上するために必要な小グループや組織内の人間関係の構築について基本的概念および手法を講義する。具体的には、人間中心のシステム設計の進め方、感性エンジニアリング、顧客満足(CS)調査、評判管理(Reputation Management) などについて具体例や評価方法を解説する。また、グループダイナミクスのうち、チーム形成の原理と技法、リーダーシップ、フォロワーシップなど社会心理学系の基礎と応用についてもケースメソッドを使いながら実践力を高める。