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イノベーションを始めよう!

様々な成果により、世の中が変わり始めています
2008年のSDM研究科発足以来、SDM研究科学生のデザインプロジェクト教育、全国でのワークショップ、研修の実施を行ってきました。その結果、起業、新製品開発、地域活性化施策の実施など、様々な成果hが出始めています。さらに大きな成果を世に出し、環境共生、安心・安全、平和で幸福な世界実現のために、今後も様々な方々との協働を進めていきたいと考えています。ご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

以下に、SDMから生まれたイノベーティブな技術システム・社会システムのデザイン事例の一部をご紹介いたします。

技術・社会システムのデザイン事例

停電回避プロジェクトというソリューション
2011年の震災後にイサナドットネット、エレファントデザイン、東急電鉄、日本IBMとともに行った「停電回避プロジェクト」では、東京電力の電力使用率や各参加者の節電行動を見える化するとともに、TwitterやFacebookといったソーシャル・ネットワーキング・サービスとの連動による節電情報の共有に貢献。停電回避プロジェクトで開発したスマートフォンアプリは、経済産業省資源エネルギー庁より「節電スマートフォンアプリ大賞」を受賞しました。



都市型農業という新しいビジネス

2009年のSDM研究科「デザインプロジェクト」で最優秀賞を受け、外部の学生起業家選手権優秀賞、キャンパスベンチャーグランプリ関東経済産業局長賞を受賞したグループ「六本木ベジ&フルーツ」。都会の廃校を利用して水耕栽培を行い、都会のレストランなどでインテリア兼新鮮食材として生かそうというアイデア。学生の一人は、この成果をもとに、株式会社Urban Farm Factoryを起業しました。



人と人をつなげるスマートフォンアプリ「Frame In」
SDM一期生の柄井匡氏(SDM研究所研究員)が設立した株式会社Active nodeが開発したスマートフォン向け無料アプリケーション『Frame-in(フレームイン)』。『Frame-in』は、これまで登録も検索も文字を使う必要があったアドレス帳を、集合写真を撮ってそのままアドレス帳にすることで、写真に写っている人物に電話をかけることができるようにしたもの。また同じ写真に写った人だけでクローズドなメッセージ交換をする事もできます。



人間の”欲望”の構造を分析し、社会デザインに活かす(デザイン思考のための手法開発事例)
SDMのデザイン思考教育では、デザインプロジェクトの具体的成果の他に、デザインプロジェクトのための方法論や手法開発に関する研究成果も得ています。その一例として、欲求連鎖分析(WCA)を紹介します。
SDMのデザイン思考では、認知科学や脳神経科学分野に踏み込み、単なる顧客としての人間ではなく、行動する主体としての人間の心理構造の分析を行います。そのためのツールとして、欲求連鎖分析(WCA)という新たな心理構造分析法を開発しました。本手法は、SDMでの教育・研究に活かされており、現在も発展中です。



2011年度デザインプロジェクト最優秀賞を受賞したグループのプレゼン

人間・社会システムのデザイン事例

山形県最上町「若者を鍛えるツアー」というソリューション
SDM研究科アグリゼミの東北視察では、最上町の方々と共に地域活性化のアイデアを出すワークショップを実施。住民の方とSDM学生の協働により、雪かきなどにより「若者を鍛えるツアー」という意外な発想が盛り上がりました。このアイデアは、地元の新聞で取り上げられたのみならず、2012年に実際に実施されました。
  

秋田の中心市街地活性化のイノベ―ティブ・ソリューション提案
慶應SDMの教員学生有志による研究チームが20112月から約半年にわたり、秋田市の中心市街地の活気を取り戻すためのボトムアップ型の政策デザインを、地元住民や現地の地域活性化NPOの方々とともに行いました。その様子は秋田経済新聞などにも紹介され、地元の大きな関心を呼びました。

福島と日本をつなぐフューチャーセンターの構想
2011年以来、NPO法人「Link with 福島」と共同で、福島大学でワークショップを行う等、デザイン思考の活動を実施しています。福島フューチャーセンターを立ち上げるべく準備中です。



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