研究プロジェクト

構想駆動型社会システムマネジメントの確立 -全体構成と進め方-

社会レイヤーから実装レイヤーまで約定を関連づけ、レイヤー間のトレーサビリティを確保したSoSアーキテクチャを構築する。各共同研究グループの活動の基本となるSoSアーキテクチャには、約定に基づきシステムの動的再構成の仕組みを組み込み、SoSアーキテクチャの全体統括の役割をもつ。また、SoS全体の分析手法とその評価手法の確立、分析・評価の結果に基づくアーキテクチャ進化手法(SoS更新の計画)の確立を行う。社会レイヤーの抽象度の高い約定から実装レイヤーでの動的再構成に至るシステムの構築方法の確立を目指すとともに、各グループ全体の統括を行う。

研究体制

研究開発の進め方

本プロジェクトでは、代表者グループのもとで、5つのグループa~eが連携して推進する体制をとっている。

代表者グループはグループa~eと共同して、SoSアーキテクチャの策定とそれに基づくマネジメントの仕組みを構築する。主としてグループaとbがSoSアーキテクチャの上位にあたる社会とビジネスのレイヤーを、グループcとdが利用、機能、実装のレイヤーを担当するが、代表者グループはこれらの間の調停を行うことで、レイヤー間のトレーサビリティを確保する。

研究グループ

代表者グループ
西村 秀和(慶應義塾大学):SoSアーキテクチャに基づくマネジメント
グループa
遠藤 薫 教授(学習院大学):社会的ビューポイントからのSoS評価
グループb
貝原 俊也(神戸大学):社会シミュレーション・システムデザイン
グループc
滑川 徹(慶應義塾大学):都市エネルギーシステムのモデル化と分散最適化アルゴリズムの構築
グループd
永原 正章(北九州市立大学):計測・制御APIの開発とクラウドSoS
グループe
戸辺 義人(青山学院大学):社会システム利用に向けた人行動パターンの情報化

共同研究機関

慶應義塾大学、学習院大学、神戸大学、北九州市立大学、青山学院大学